2021年3月7日日曜日

破牙神ライザー龍スーパーライブ2021 その1

 昨年からのコロナ禍の影響で、思う様な活動が出来ておらず、ブログに書くネタが無いそうである。

「じゃ、スーパーライブの決まったことや、思っている事なんか書いたら?」と言ったら、「良いですね! じゃ、早速お願いします」と言われ、今、パソコンに向かっている...... 

ていよくあしらわれた様な気もするが...... まぁ、いいか。


さて、スーパーライブである。

このライブは、震災の傷痕残る2013年の春に、気仙沼市の幼稚園に通う保護者との会話がきっかけだった(会話の詳細はこちら https://ryuproject.com/superlive/)。あれから8年、途中抜けた年もあったが、よく継続していると自分たちのことながら感心してしまう。

当初、我々おっさんたちは、ライブ開催には消極的だった。何しろ、その仮設住宅に住む父親が、子供たちに見せてやりたくても金銭的理由で諦めていたのは、毎年開催される戦隊シリーズのファイナルライブツアーだった。

それにとって変わるもを提供する....... しかも全席無料招待で......

その時、自分たちおっさんたちの頭に一番最初に浮かんだのは、正直、「カネ」だった。「オイオイ、お前ら東映のライブツアーと同等のものを提供するのにいくらかかるのよ......」

そんなことで、おっさんたちは消極的だった。

それでも、その当時、毎週開催していた練習会やリハーサル終了後のミーティング時には、(時には飲みながらの、どちらかと言うと世間話なのだが)必ず議題には上った。


それが大きく開催検討へと本格的に舵を切ったのは......


今でも思い出す言葉がある。

立ち上げからの女性スタッフが、「その家族の夢を叶えてあげられるのは、この被災地で私たちしかいないんじゃないですか」。それに続いて、今まで消極的だったおっさんが、「俺たちがやらなきゃ、被災地の家族の夢は、夢で終わってしまう.......か......」と呟き出して......

そこから、流れが間違いなく変わった。

この二人の言葉で、翌年開催を目指し、スポンサー獲得の資料作りと、開催への向けた予算作りが始まった。

あの当時、震災からまだ2年しか経っておらず、人も町も何もかもまだ傷だらけだった。それほど大きい災害だった。それでもまた、誰かの役に立てるかもしれない。その気持ちだけで、あの当時、メンバーは様々なチャンネルを使ってスポンサー獲得に奔走した。

そして、翌年明け、300万を越す予算を賄うスポンサーの目処がついたことで、一気に、2014年開催を目指し走り出した。

2日間で1,608名を無料招待した初開催は(応募総数1,942名)、我々が想像以上の反響を呼んだ。

家族連れや友人同士で訪れた多くの人たちから感謝の言葉をいただき、それまでの苦労が全て吹き飛んだ。

最終日終了後、みんなで打ち上げだったのだが、翌日、幼稚園での交通安全教室が自分の当番だったため、早々に一人寂しく帰ったことも今やいい思い出。笑

とりあえず今日はここまで。




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