今月は幼稚園が夏休みに入ったり、お盆が重なったりなどで、公演依頼が少ないらしい。
と言うわけで、いつものごとく何か書けとのことなので、本の宣伝を兼ねて書いてみる。
今回のこの本は、
「我々の幼少の頃はこんな子供時代だった......」や、キャラクターショーの制作ノウハウを綴るハウツー本ではなく、純粋にリュウプロジェクトを立ち上げに至った経緯から、2012年末までの軌跡を物語としてまとめてみた。
文字にするとこれだけだが、このプロジェクトがスタートしたのは一昨年。
約2年もかかってやっと実現した。
2年もかかって...... などと言うとどれだけの大作だと思われるかもしれないので先に言っておく、ただ単に、我々の筆が遅いだけだ。
スタートのきっかけは、スーパーライブの開催費や、日々の活動資金を得るために様々なアプローチをしている中で、出版に近い方より、「君たちの軌跡を本にしてみたら」と提案を受けたことだった。
前にも同じような話があり、断った経緯があったが、
今回は、「もし、それで現金化できたなら...... しかもグッズの様に仕入れ費用もかからないし...... これはラッキーじゃねえか!」
と、まさに、捕らぬ狸の皮算用とはこのことばかりに未知の分野に初挑戦。
立ち上げからほぼ毎日綴っているブログをタイムラインの柱に据え、メンバー個人の手帳や日記などを持ち寄り、あの時はこうだった。ああだった。とみんなで酒を飲みながらワイワイ楽しく書かせてもらった。
そうやって書いた原稿だったが、最初に見せたら、
「これは小説じゃなく、台本だ!」と言われ突っ返された。
「もっともだ。俺たち台本しか書いたことねえし」とみんなで大笑いしたものの、見事な玉砕。
そこから指摘された台本を様々な方の力を借りて小説っぽく(?)書き直し、完成したのが今年。さらに、昨年のスーパーライブでブックレットに寄稿してくださったライターの〝むらたえりか〟さんより、出版企画書なるものを教えていただき、最初に持ち込んだのが金港堂出版。
そこから、舞台を金港堂さんに移し、なんとか出版に漕ぎつけることができた。
何より、この我々素人たちが書いた小説(っぽいもの)を、商業出版するという大冒険を決断した金港堂の社長および社員の皆様に心より感謝を申し上げたい。
本当にありがとうございました。
また、大変重要な出版企画書の書き方を丁寧にご指導いただいた〝むらたえりか〟さん。ありがとうございました。
この本は、金港堂の商業出版なので、刊行された時点で我々に印税が支払われる。
また、我々が現場で売ったり、龍のオフィシャルWEB ショップで売れた本については、20%の販売手数料も支払われる。
その印税や販売手数料は、すべて我々の活動費に充てられる。
龍を待っている子ども達のところに行く資金や、病気や怪我で髪の毛を失った子ども達のウィッグを作る資金となる。
そして、重版がかかれば、また私たちの元に印税が届く。
もし、この本を読んで少しでも共感できたなら、ぜひ周りの人に勧めてほしい。
回し読みなどもってのほかだ。むしろ読書用と保存用の2冊買ってくれ!笑
重版がかかれば印税のパーセンテージの引き上げも可能かもしれない。
ぜひ! 皆さんの力をお借りして、目指せ「重版出来!」
と、ここに来ても「捕らぬ狸の皮算用」をしている我々だと思われるが、なにせ、最初の皮算用が、まさかの「捕った狸の」になってしまったので、今回も「捕った狸の」を目指してみる。
そして、あわよくば第2部の刊行!笑
第2部は、スーパーライブ開催の経緯からヘアドネーションまで。
さて、いつになるやら......
RYU PROJECT 〜震災のあの日から〜
刊行予定は9月初旬。 来月です!
県内の金港堂書店4店舗および、全国の書店でも取り寄せが可能です。
A5判 252頁 本体1,500円(税別)
金港堂の各店舗はこちらから↓↓↓
http://www.books-kinkodo.co.jp/map.html
最後に、ポスター、チラシに掲載されているテキストを引用して今日のブログはおしまい。
BOSS
東日本大震災以降、宮城、福島、岩手被災三県の幼稚園、保育園等で年間200回を超す無償公演を続けているご当地ヒーロー「破牙神ライザー龍」
RYU PROJECT を立ち上げに至った経緯と、そこで展開される人間ドラマ。
遅々として進まない資金集め。
ネットで震災ビジネスと叩かれる誹謗中傷の数々。
骨折しても代役のいない環境。
しかし、それを乗り越えた先にある子ども達の笑顔。
あの日の出来事ではなく、
あの日からを描くヒューマンドラマ!
本当にかっこいいヒーローの後ろには、
本当にかっこいい
大人達の熱い物語が潜んでいた。