今日で2019年も終わりとなるところだが、ブログ担当より、今年も「年の瀬に何か書くように」と言われていたのを失念していた。
督促メールで思い出し、慌ててペンをとる。
さて、何を書こうか...
まずは今年1年、破牙神ライザー龍のキャラクターショーやライセンスを買って下さった各企業の皆様、そして龍のショーに足を運んでくださった皆様、グッズを買って下さった皆様、寄付金をお寄せいただいた皆様に心よりお礼を申し上げたい。
今年も皆様のおかげで、リュウプロジェクトはもとより、ヘアドネーションプロジェクトも継続することができました。本当にありがとうございました。
今年の活動回数は243回。
リュウプロジェクトの公演が203回。
ヘアドネーションの採寸・型取りが22名。
ウィッグのプレゼントが18名(4名は来年1月・2月にプレゼント予定)。
この活動を維持するのには、一般企業では大した数字ではないが、ボランティアの自分たちとしては天文学的数字の金が必要だ。
交通費を見ても、リュウプロで約50万、ヘアドネーションで約150万、合計約200万の交通費がかかっている。
リュウプロの活動には交通費以外かかるのはキャラクターの修繕費くらいだが(「くらいだが...」と言いつつ、モノがモノだけにこの金額も高額だ)、ヘアドネーション は、採寸に赴く交通費の他に、集めた髪の毛を中国に送る費用、中国側の関税や、専用液によるトリートメント処理費用、こちらから送ったレシピエントのテンプレートに合わせてウィッグを制作する費用など、今期はヘアドネーションの活動費に、交通費以外に約140万円がかかっている(その他にも、ヘアドネーション 関連で年をまたいだ来期の支払いが約70万円残っている)。
それ以外にも人が集まり、物事(プロジェクト)を動かしていくと、細かい金から大きな金まで多くの金を必要とする。
税金だって普通に収めなくてはならない。
宗教法人が無税の世の中にあっても、我々 NPO法人は、利益至上主義の株式会社と同じ比率で全ての税金を課せられる。
前にも書いたが、リュウプロジェクトやヘアドネーションプロジェクトは、公金で活動していると思われている方が少なくない。
未だ、「えっ、行政等から補助金や助成金が出てないんですか!?」とよく言われる。
ここでも否定しておくが、リュウプロジェクトもヘアドネーションプロジェクトも、今まで一度たりとも行政から助成していただいたことは無い。
2011年10月の活動開始以来、幾度となく国、県、市に該当しそうな助成金申請は行なっていきたが一度も貰い受けたことがない。
リュウプロジェクトでは「エンターテイメント性が強すぎる」と言われ、ヘアドネーション では「すぐさま命に関わる問題ではない」と言われる。
世の中には、行政が手を貸さなければならない事案もたくさんあることも事実であるし、一定のルールの中での取り決めなのだろうから、仕方がないとは思っている。
しかし、自分達が公金で活動していると言うことはハッキリと否定しておきたい。
それだけに知って欲しい。
リュウプロジェクト、ヘアドネーションプロジェクトの活動費の大部分を占めるのが、自主財源のキャラショー関連の売り上げとグッズの売り上げ、次いで企業や皆さんからの寄付金であると言うこと。
そしてその大きな売り上げを立てるために、皆さんの力が必要だと言うこと。
今期で見てみると、ロイヤリティやキャラショー関連で約450万円、グッズの売り上げで約190万円、合わせて約640万円が大きな活動費の柱となる。
さらに数字だけ見れば、企画ものに破牙神ライザー龍を起用した企画等売り上げが一番大きのだが、これは外注費などの仕入れが発生するのでそんなに大きな利益を生み出してはいない。
ショーは一部のメンバーを除いて全員がボラなので支出がほとんどない(一部のメンバーとは、10歳未満の子供がいるメンバーと30歳以下のメンバー。リュウプロでは、このどちらかに該当するメンバーには日当1万円を出している。理由は前にも書いたのでここでは割愛する)。
グッズも今月作ったDVDを除けば、損益分岐点を越しているものばかりなので、売れた分だけ利益になる。
※収支に興味がある方は、仙台市のNPOのページからNPO法人HEROの決算報告を見ることができる。現在上がっているのは昨年の決算だが、今期決算は今月提出しているので来月以降に反映されるはず。
長々と書いてきたが、つまり、この売り上げを立てられるのは、皆さんが龍のショーに足を運んでくださるからに他ならないと言うことを声を大にして言いたかったのだ!
リュウプロでは、ショーパッケージの価格のダンピングは原則おこなわない(原則というのは、年間二本以上ショーを買ってくれているところには値引きをしているから)。
等しく27万5千円プラス交通費、音響機材費を請求させていただいている。
交通費や音響機材費を入れると県内でも32万〜35万程度になる。
東北では毎週テレビで放映している仮面ライダーやリュウソウジャーのショーが約60万で売っている中、ローカルヒーローのパッケージ料が30万強というのは決して安くはないだろう。ショーを買うのに二の足を踏む企業や広告代理店も少なくない。
それでも毎年、ショー買ってくださる企業や自治体があり、イベントのコンテンツの一つとして広告代理店が取り上げてくれるのは、皆さんが龍のショーに足を運んでくださるおかげだからだ。
スポンサーから見れば、集客力がないキャラクターには金を使えない。
ショーやロイヤリティーなどのライセンスを売るためには、集客力が何より重要視される。
最後にもう一度、声を大にして言おう!
破牙神ライザー龍ショーに足を運んでくださった皆さん!
グッズを買ってくださった皆さん!
寄付や協賛してくださった皆さん!
心より御礼申し上げます。ありがとうございました!!!
来年も無理せず(ちょっとくらいは無理しても)ぜひ足をお運びください。
そして自分たちへも......、
「皆さんの力が必要なのです〜!!!」と叫んでみても、ショーのクオリティが低く内容の無いものを演じていれば、わざわざ誰も見に来るわけが無いし、子供に見せようとも思わない。
「龍を見た子供たちが何かを感じ取れるようなショーを作ること。子供たちにとってどこまでもカッコいいヒーローを演じること」
この自らに課せられた大切なことを忘れずに、来年も精進します。
最後の最後に忘れてましたが、来年はスーパーライブをやります!
本当はそのことを詳しく書きたかったが、疲れたので今度にします。笑
それでは、来年もよろしくお願いいたします。
いつもいつも応援しています、そして破牙神ライザー龍に勇気と立ち上がる活力をもらっています。
返信削除スタッフの皆様頑張って!遠い地で私も他人の力となるべくすごく小さな力ではありますが振り絞って歩き続けます!