2018年12月23日日曜日

VIVA! VOLUNTEER!!

終わったスーパーライブのまとめとして、ブログを書けと言われていたのだが...
何せ師走の忙しい時期に、しかも今週末に現場を控えていたのに、水曜日の積み込みから当日までの5日も仕事を休んだら、流石に今週一週間は本業の仕事で書く暇はなかった。

やっと本業の現場も終わったので、思いつくままに書いてみる。

まずは何をおいても、裏でこのライブを支えてくれたボランティアの皆様に感謝申し上げる。
本当にありがとうございました。

皆様の、いつも笑顔を絶やさず、ホスピタリティ溢れる対応によって、来場者の満足度も格段にアップしたはず。

特に今年は(って、いつもだが...)、復興支援団体プラスネオの中村さん達には大変お世話になった。

毎回、リュウプロメンバーが教鞭を執る高校の生徒達が、ボランティアとして1日40名程度参加してくれていたのだが、今年は突然の学校行事と重なり、2日間で5人に減ってしまった。
高校生である以上、学業優先は当たり前のことである。

しかし困った。
何せ、その話がわかったのはライブ開催10日前だったからだ。

特に土曜日は、入場から本編スタートまでの時間が短く、受付を列ごとに8ヶ所設置するため、受付周りだけでも18名程度が必要だ。
そのほか、活動資金を得るための物販コーナーにも人が必要だ。
やはりここも入退場時に集中するので8名程度が必要となる。
さらに、ロビーイベントコーナーや、バックステージでキャラクターの早替えや小道具の管理もリュウプロスタッフを中心にボランティアにお願いしている。


さぁ、困った!!!
まずは自分たちが本番15分前まで受付をやるとして、足りないスタッフをなんとか集めなくてはならない!
(15分はキャラクターに着替えるギリギリの時間だ)
特に受付は、来場者が初めてライブのスタッフと接する場所だ、ここで段取りが悪いと楽しみにしてきた気持ちが半減してしまう。

まずは、メンバーの家族に動員がかけられ、来場者の中の大人枠から見知った顔の抽出。

「うちの息子、中1なんすけど役に立ちますか...」
「おー!とりあえず連れてきてくれ!」

「あっ、この方々大崎のご当地ヒーロー、リテラクリーガーの人たちじゃないですか?」
「おー!8時半に来て、1ベルまで受付手伝ってもらうように頼んでみろ!」

「あっ、ブックレットやポスター、チラシを発注している社員さんじゃないすか?」
「おー!次回開催するときも必ず発注するから手伝ってくれと頼んでみろ!」
「同伴者、彼女っぽいすよ」
「おー!んじゃ、仲良く2人でお願いしますと頼んでみろ!」

そんなこんなでかき集めても、予定の半分しか集まらなかった...

プラスネオの中村さんに事の次第を、かくかくしかじかと電話をすると...

「いやー、アクターさんたちに受付などをさせられませんよ」と言われ、さらに「僕たちが何とかします」と続けられた。

「はぁ...  そうですか...」とその場は半信半疑で電話を切ったが、その数日後、中村さんから、「ボランティアが追加で25〜30名程度集まりました」と電話があった。

正直ありがたかった。

何年経っても会館での公演は緊張するし、本番前は、自分のセリフや殺陣を反芻する時間が欲しいのが正直なところだ。
それが15分前まで受付をやらなくてはならなかったら... と思うと恐ろしい。

結果、我々アクターは受付やその他の雑務をする事なく、ライブにのみ集中することができた。


そんなこんなで始まったスーパーライブ。
本当にいつも以上にお世話になったプラスネオのみなさま。


最終日、ある程度の片付けが終わって外に出ると1台の小型バスがやってきた。
周りには、先に上がると思われるボランティアさん達が「お疲れ〜!」と、声を掛け合っている。

降りてきた運転手さんが、ボランティアさんが溜まっている場所に向かって、「東京からのボランティアさんは先に出ますのでバスに乗ってください」と声をかける。

隣にいたメンバーに思わず、
「おい、今、東京からって言ったか?」
「はい。自分にも東京って聞こえました」

思わずバスに乗ろうとしていた集団に声をかけた。
「皆さん東京からいらしているんですか?」
「はい、そうです。プラスネオの中村さんから、リュウプロジェクトの皆さんの話を聞いて、中村さんが何とか助けて欲しいと言われたので。でも、来て良かったです!」


思わず涙が流れた。

破牙神ライザー龍スーパーライブ。演じている我々の影で、このような素晴らしい方々がいることを、来場した皆さんにもぜひ知って欲しい。

大崎のご当地ヒーローリテラクリーガーチームにしても、結局、朝から最終公演終了まで手伝ってくれた。

また、デジタルアーツ仙台校の声優科から来てくれたボランティアの皆さんにもお世話になった。彼ら、彼女らは、ライブの冒頭でのシーンにも出演してくれた。

書いてるうちから思いだして涙が溢れてくる。


全てのボランティの皆さんへ。
このスーパーライブは、皆さんと我々で作り上げている公演です!
我々だけでは絶対に作ることが出来ない公演です。
本当にありがとう!

ビバ! ボランティア!!

とりあえず、長くなったので今日はここまで。


by BOSS


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