先月には、イベントでご一緒させていただき、お元気そうなお姿を拝見しておりましたが、このような悲報を受け、ただただ呆然とするばかりです。
2013年に、リュウプロジェクトスタッフの本業の仕事で初めてお会いし、雑談の中から、リュウプロジェクトの話に及び、その活動に賛同していただき、「ぜひ、デザインで私にも協力させてください」と言われた時には、スタッフ一同、天にも昇る気持ちだったのを覚えています。
それ以降、何かにつけ気にかけてくださり、昨年12月に招待された韮沢さんのイベントでは、韮沢さん自らが龍の登場シーンの演出を考えたり、先月のイベントでは、私たちの活動費となる「DVDの販売に協力したい」と申し出ていただき、ブースレイアウトまで考えてくださり、当日は、リュウプロジェクトのブースで、お客様に自らお声をかけ、DVDをお買い上げくださった方にはサインを書いて差し上げていただいたりと、大変よくしていただきました。
サイン会の合間には、破牙神ライザー龍スーパーライブのエピソード5、エピソード6の話にまで及び、「ハイパーヴァイラスを出そう」とか、「ジェネシスを二次元化しよう」と、とても楽しくお話しされており、本当に龍を愛してくださっているのをひしひしと感じたのを覚えています。
そしてその時に、「怪人は、怖くて禍々しくなくちゃだめだと思うんだよね」とおっしゃり、「その禍々しく怖い怪人を倒すからヒーローが輝くんだよ。怪人あってこそのヒーローなんだよね。グランデイス、ウィンデラ、リクイダムが現れて、被災地の子供たちを震え上げさせる。それを龍に守って欲しい...」と、おっしゃられ、韮沢さんなりの被災地の子供たちへの熱い想いが感じられました。
昨年のスーパーライブの会場では、ウィンデラの姿に人目もはばからず涙した話をご本人や、DVD撮影のカメラマンから聞き、繊細で心優しき方なのだなぁ... と、強く感銘したのを覚えています。
韮沢さんが被災地を想い、魂込めて描いてくださった「グランデイス」「ウィンデラ」「リクイダム」。
リュウプロジェクトに描いてくださったキャラクターで唯一製作されていない「リクイダム」は、次回の破牙神ライザー龍スーパーライブで必ず出します。
もしかすすると、韮沢さんが描いたキャラクターが、等身大で三次元化されるのは「リクイダム」が最後のキャラクターかもしれません...
私たちは、韮沢さんの想いを胸に秘め、韮沢さんが生み出してくださったキャラクター達を、これからも大切に大切に演じていきます。
約二年半という短いお付き合いでしたが、十年以上のお付き合いのような凝縮した時間でした。
本当に、本当に、ありがとうございました。
韮沢 靖様のご冥福を心からお祈り申しあげます。
RYU PROJECT
スタッフ一同
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